2010年4月17日土曜日

のだめオーケストラ グランドフィナーレ in 日本武道館




のだめオーケストラコンサートのグランドフィナーレイベントに行ってきた。

のだめオーケストラっていうのは、「のだめカンタービレ」に登場する学生オーケストラをモチーフに編成されたオーケストラのこと(TVドラマ中の演奏シーンはこのオーケストラがやってる。実際は東京都交響楽団と一般オーディションで選ばれたメンバーで編成されている)

日本武道館は去年の11月に行ったAgeのイベント以来。
会場内に入った時のあの広さと人の多さにはゾクッとくるものがある。天井に高々と掲げられた日本国旗が象徴的だし、やっぱ武道館ってすごい。

オーケストラをちゃんと聴いたのはたぶん初めて。
昔、小学校か中学校の社会見学で、オーケストラを聴きに行ったっけかな。正直、あんま記憶に残ってない。仮に行ったことがあったとしても、当時の自分はつまらなく感じてたと思う。

クラシックは大学生になってから聴くようになった。
もともとTVドラマや映画のサントラが好きで、それらの音楽の中にオーケストラが演奏してるクラシック寄りなものがあったからだと思う(ジョン・ウィリアムズが手掛けたスター・ウォーズやハリー・ポッターのテーマ曲あたりはまさにそう)
そこから派生して、クラシックを聴いたら案外、というかかなり良いことに気づいた。
最初に聴いたのは「Best Classics 100」というやつ。「運命」とか誰もが知ってる有名な曲ばかりを集めたオムニバス。これに収録されてるチャイコフスキーの序曲「1812年」は今回のイベントでも演奏された。クラシック入門としては一番いいCDだと思う。


イベントで最初の演奏が始まったとき、音が小さくてアレ?と思った。
日本武道館ってもともと音楽ライブのために建てられたものじゃないから、音響がいまいちなんだと思う。会場内の空間が広すぎて音が拡散するんだろな。
でもだんだん聴いていくうちに耳が慣れてくると、音がこっちに向かってくるような気がしてきた。

イベントを通して一番鳥肌が立ったのは、ランランっていう世界的に有名なピアニストの演奏を聴いたとき。録音したものだったんだけど、音を聴いた瞬間に素人ながらも「別次元のもの」を感じた。
プロの演奏の中でもここまで音に違いが出るのを初めて実感した。音に感情が込められるって本当なんだなー。

会場で玉木宏と上野樹里を見れたし。軽部アナの司会も面白かったし。
のだめの映画もすごく観たくなった(だから今ドラマ版を見まくって映画版に追いつこうとしてる)
いい経験できたできた♫

クラシックもちょい詳しくなりたいな。楽器もやってみたい。
また一つ、世界が広がった気がした。

2010年4月11日日曜日

社会人10日目飲み

昨日久しぶり(でもないけど)にサークル同期のメンバーで飲んだ。
僕含め就活してる一部の人間を除いて、みんな社会人10日目。10年目じゃないよ。10日目。

実はサークル同期の飲み会は今回で2回目。社会人生活が始まってまだ10日目なのに、だ。
研修生活が退屈&社会人鬱らしくて、まだ初顔合わせ状態の会社同期といるよりかは、気心知れた大学時代の仲間といるほうが楽しいみたい。まぁそりゃそうだよね。

やっぱ社会人は大変のよう。
加入しなきゃいけない保険とか、給料からいくら分を積み立てるか、とか。よく分からない用語が飛び交ってた。社会人トークには入れない学生身分よ。。

あと財閥トークでやたらめったら盛り上がってた(くだらない争いが好きなウチのサークルしか当てはまらないかもしれないけどw)
多くの日本企業が三井、住友、三菱の3つの財閥のどれかに属する(色がある)から、勤め先の企業をこの3つに分けてよく分からん争いをしとった(笑)

大学時代は高田馬場でいつも飲んでたけど、今回は新宿で飲んだ。
場所が馬場じゃなくなったあたりが社会人らしい。見た目格好は新歓してる大学生と変わらないのにw
飲みのあとボウリングに行って賭けをしたり、やってることは大学時代と変わらないな。たぶんみんなが集まったときのこの感じはこれから先ずっと変わらないだろな。変わるのかな。変わってほしくないな。

こうやって頻繁に集まっていられるのも研修期間の5月くらいまで。
研修を終えると、本配属を言い渡されて地方に行く人が出てくる。そこから先は集まるのもだんだん難しくなるだろな〜。今回、20人近く集まったのはある意味奇跡に近い。

会えるうちにたくさん会っときたい。。

2010年4月10日土曜日

ウッドデッキ読書計画

実家にウッドデッキがある。
引っ越してきてから2年ほど経つが、いまだにこのウッドデッキを使いこなせてない。

一度、このスペースを使ってBBQをしたことがあった。
ウッドデッキ=BBQイメージはなんとなくある。自分もそう。だから実行した。
そしたら煙が近所中に蔓延するわ、リビングの煙探知機が反応してセコムから電話かかってくるわの惨事に見舞われた。
このとき「なんかイメージしてたウッドデッキとしては使えんぞ」ということを家族全員が認識したもんだ。

それからのウッドデッキは母親のガーデニングスペース時代に突入した。
別にいいんだけど、なんかもったいない(玄関のほうにもガーデニングスペースはあるしさ)
あの空間をどうにかうまく使えないもんかなぁと思って、数日前に「読書スペースにしよう!」と閃いた。

家の中にあったアームチェア(IKEAのPOÄNGてやつ)を引っぱり出して、ウッドデッキに配置。
フットスツールがないから、中学の頃に美術かなんかの授業で制作した小さいベンチみたいなやつを代用した。

今日は天気が良かったから昼からずっとそこで寝転がりながら本を読んだ。
外っていうのが新鮮だし、日差しが暖かくて気持ちいい。あとこの時期特有の若い草木の匂いがする感じもいい。セントラルパークで外国人たちが寝転がる気持ちが分かる。
これでコーヒー的な飲み物があれば最強だな!笑(←コーヒー飲めない派w 香りは好きだけど)

久しぶりに本(小説)を読んだなー(ちなみに今読んでるのはダン・ブラウンの『ロスト・シンボル』)
自分の部屋だとPCがあるから、文字を追うよりついネットに走ってしまう。
ウッドデッキ読書計画は正解だった。これから天気のいい日はこのウッドデッキで読書をすることにしようー♪

2010年4月9日金曜日

小学生の頃からつづいて…

エヴァ漫画版の最新刊(12巻)を買った。

エヴァほど発売ペースがゆっくりな漫画ってない気がする(他だとリアルくらいしか知らん)
自分の場合、エヴァ漫画版は買いはするけど発売日はチェックしない。
それほど待ち遠しい部類ではない(ファンのみんなごめん)のと、本屋にふらっと立ち寄って、気づいたら出てたときにプチ・ラッキー感を味わえるからだ。

今回は偶然にも発売日に買えた。発売日に買えたの初めて。いつにも増してラッキーw

それにしても連載期間長いなぁ。第1巻が発売されたのは1995年のことだから、僕がまだ小3のときだ(実際にエヴァの存在を知ったのは小5あたりだったかも)
まさか大学生になってまで小学生の頃読んでた漫画の続きを読むとは思わなんだ。


実は小学生の頃から現在まで連載が続いてる漫画で、僕が今でも読んでいるものがエヴァの他にあと2つある。

1つは「名探偵コナン」

第1巻は1994年発売。これは1巻発売時から知っていた。僕がまだ奈良に住んでいた頃(小2)に1巻を家の近くのドブに落としたのを鮮明に覚えている(笑)
当時、小学生だった僕は、大人と対等に会話してる新一や蘭を見て高校生ってめっちゃ大人やなぁって思ったっけ。気づいたら高校生過ぎて今もう大学生だけど、全然大人になれてないや(^_^;)
10巻前後でコナン君が新一に一瞬戻るシーン(確か服部平次が初登場する事件だったかな)は演出がカッコよすぎて子供ながらに鳥肌立った。
連載はいつまで続くんでしょうかね。黒ずくめ組織の正体とかそろそろ明かしてほしい今日この頃。蘭は一体何人の死体を見てるのやらw
ラストが気になる作品ではあります。。

2つ目は「ワンピース」

最近またブームきてるよね。ワンピース1巻は1997年発売。
存在を知ったのは4巻出た頃かな。当時はワンピースを知ってる人ほとんどいなかった(マジで!)
母親なんか女の子が着る洋服のワンピースと意味を間違えて「何かいやらしい漫画じゃないでしょうね?」と変な疑いをかけられた記憶がある(笑)
ワンピースはやっぱり物語が秀逸だと思う。9巻のアーロン編でナミがルフィに助けを乞うシーンは漫画読んでて初めて涙出たなー。
つい先週のジャンプに連載されてた回は久々に鳥肌立ったし(コナンが新一に戻ったシーン以来かもしんない)
ジャンプを立ち読みするときは今でも一番最初に読んでる。


コナンとワンピースはまだ当分続きそう。
ただ、エヴァはちょっと終わりを示唆してた。シンジとミサトの別れ際のやり取りはまさにクライマックスを象徴してたなー。
おそらく次が最終巻だと思う(13という数字も物語的に意味があるし)

長年続いた漫画が終わっちゃうのはちょっと寂しいな。。
けどラストは気になるから早く続き出てほしい!
そんなどっちつかずな感情が入り交じったエヴァ12巻だった。

2010年4月4日日曜日

DAISHI DANCE the L.O.N.G. set




前回書いた目黒川の花見のあとに、DAISHI DANCEのレギュラーパーティ“the L.O.N.G. set”に行ってきた。
3rdアルバム「Spectacle」リリースツアーのファイナルで、新木場のageHaにて。

DAISHI DANCEはハウスミュージックの中で好きなアーティストの一人だから、今回初めて生で楽曲を聴けて嬉しかった。
プロのDJのクラブイベントに行ったの初めて。ageHaも初めて行った。

ageHaの存在は前々から知ってた。なんか日本で一番大きいクラブハウスだってことで。
さぞかしデッカいスタジアムみたいな感じなんだろうなと思ってたら、案外周り何もないところにポツンとあるのね。新木場駅からどうやって行くのか迷ったし。
(あとでよくよく考えたら、朝まで爆音でDJやってるんだから、周り何もなくてしかるべきなんだよなw)
そして行って気づいたんだけど、ageHaってクラブハウスの名前じゃないんだね。
STUDIO COASTのライブスペースで週末に行われるクラブイベント名を「ageHa」と呼ぶのが正しい解釈。
STUDIO COASTも名前は知ってたから、まさかageHaと同一会場だったとは知らなかった。恥ずかしい……


DAISHI DANCEはピアノなどを使った哀愁系の曲が多い。けど実際の生DJでは、ピアノハウスの曲は少なくて、けっこーヒップホップ寄りのアゲアゲな曲が多かった。
イベント会場の人たちが盛り上がってたからそれを汲んでたのかもしれない。あとは3rdアルバムがピアノ系な感じが薄くなってるのもあるかなぁ。

個人的にはもちょいピアノハウスの曲まわしてほしかったかも。
ただ、冒頭の「Journey To The Sky」をOh Jieunが生歌を披露したシーン(写真はそのときの)と、ラストの「FOREVER FRIENDS」と「Take Me Home Country Roads(『耳をすませば』主題歌のカバー)」は文句なしでテンション上がった!
DJまわしてる姿もカッコよかったし(けっこー近くで見れる。ファンらしい女性なんかターンテーブルの横で照明オペしてる人を介して、DAISHI DANCEに何かリクエストしてたし)

オールナイトは体力いるなー。最後らへんは椅子に座ってましたw
遠巻きで聴いてるのも心地いいよ。近くでけっこー男女が絡み付いてたけど(笑)

クラブなんてそうそう行くもんでもないし、いつもとちょっと違う体験ができて楽しかった!!
次はSTUDIO APARTMENTあたりのイベントに行ってみたい♪

2010年4月3日土曜日

目黒川の夜桜




昨日、中目黒から目黒川の桜並木を見に行った。

夜桜キレイだったな〜

桜並木って道路の両側にあるのが普通だけど、目黒川の場合は川の両側にある。
だから橋から川を眺めると、川の道筋に沿って桜のトンネルを見ることができる(写真がそれ)
この眺めが素晴らしかった。川の水面にライトアップされた夜桜が映って、よーく見ると花びらがとめどなく水面を走ってた。それを眺めながらお酒を飲むひととき。あぁ〜花見っていい!笑

川沿いにはお洒落なカフェとかレストランが立ち並んでるから、そこのお店の人たちが出店やっていて、それがまた花見の雰囲気を盛り上げてた。売ってる飲み物もスパークリングワインとかだ。ビールじゃない感じが中目黒らしい(もちろんビールも売ってたけど)

目黒川は公園系の花見と客層が違う。まず、サラリーマン集団とかサークルの新歓集団がいない。喧騒な感じがないからゆっくり桜を眺めていられるのがいい。「酒を飲む」のが目的じゃなくて、みんな「桜を見る」のを目的にして来てるからだと思う。

それから、来ていた花見客で外国人率がすごく高かった。
これも中目黒っていう立地のせいかも。外国人が日本人に混じって花見を楽しんでいる姿を見ると、日本人としてちょっと嬉しい。満開の桜を見て「キレイだなー」って思う感情はたぶんどこの国の人でも一緒だよね。外国人たちも日本人に負けじとデジカメで必死に夜桜を撮ってたのは微笑ましかった。

桜はちょうど昨日が九分〜満開な感じだったからこれから散っていくんだろうなぁ。
目黒川は桜が散ると、花びらが川に落ちて一面ピンクになる瞬間があるらしい。一度でいいからいつかそれを見てみたいな。

2010年3月27日土曜日

卒業式

一昨日、大学の卒業式があった。

同期は卒業して、4月1日から社会人として新しいスタートを切る。
哀しいかな、自分は就活の面接の予定が入ってしまい、同期たちの卒業式に顔を出すことができなかった。
みんなの晴れ姿を見れなかったのはちょっと残念。天気が曇り空で雨がパラつき、気温も低かったから、女の子とか振袖大変だったろうな。

卒業式の日の夜にサークルの飲みがあった。4年生メンバーのオフィシャルな飲みとしてはこれが最後。
そこで1年生の頃から映像を順に追っていったのだけど、映像を見ていて自分はこの4年間で、ものすごく濃密な時間を過ごしてきたんだなとしみじみ思った。

映像を見ながら号泣してる人もいた。
自分の中にもこみ上げるものがあった。けど涙は流さなかった。

泣けなかったんじゃなくて泣かなかった。

だって泣いたら、その涙は別れを意味しちゃうから。
自分の中で区切りをつけたくなかった。
別れなんかじゃない。これはみんなが新しいスタートを切る一つのイベントにすぎないのだから。


ゼミの追いコンで、先生がこんな言葉を口にしていた。

「卒業は別れじゃなくて新しい出会い」

これは卒業したことで社会人との新しい出会いがあるよ、という意味の他に、今まで付き合ってきた友達との関係性が新しく変わっていくぞ、という意味が込められている。

僕らの絆は卒業したあとにこそ、その真価が現れるのかもしれない。
それはある意味、新しい友情の出会いな気がする。

大学で出来た友達とはこれからも一生付き合っていきたい。いや、付き合っていく。
だから今は無事卒業した彼らに心から「卒業おめでとう!」と言いたい。

2010年3月7日日曜日

ペンケースからわかること

1年くらい前からオロビアンコ(Orobianco)のペンケースを使ってる。

ロフトの文房具コーナーだったっけかな。ちょっと高かったけど、そんな買い替えるものでもないし、まぁいっかと思って即決した。

レジの列に並びながらふと、ペンケースとか筆箱って僕らがまず最初に手にする個人アイテムの一つだなと思った。

思えば僕らは小学生のときに初めて「私物」っていうものを手に入れる。
ランドセルとかノートとか教科書とか体操着とか。そして筆箱(ペンケース)とか。


ノート、ペン、ペンケース。

この3つって中学、高校、大学、社会人になってもずっと持ち続けるステーショナリーだよね。
だからその人のパーソナリティがとてもよく表れるアイテムでもある。


就活をしていると、会社説明会とか面接の待ち合い室とか、とにかくいろんな人と会う。
みんな同じリクルートスーツ、似たような髪型をしているけど、使ってるメモ帳とかペンとかペンケースは本当に人にそれぞれ。
それらを見てると、会話せずともなんとなくその人のキャラが掴めたりするから面白い。

僕がオロビアンコのペンケース使ってるのも、自分を知ってる人からすれば「あ〜わかるわw」ってなるはず。そゆこと(笑)

2010年2月25日木曜日

伝説のスピーチ

前回の書き込みからもう1ヶ月以上も経ってるのかー。
「自分のホームページを更新する」という作業を完全に蚊帳の外に置いてたな。2月ももーすぐ終わりだよ。


なんか今月から就活がやたら忙しくなって、面接やらESやら怒濤のようにやることがあった。
昨日は某大手広告会社の筆記試験で、自分にとっては一つのヤマ。これを越えたので今日はちょっと休憩。そして久しぶりに文を書く!


今月に入ってYouTubeで素晴らしい映像を見つけた。

Apple創始者のスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で卒業生に向けたスピーチ(5年くらい前のやつ)だ。伝説のスピーチと呼ばれているらしい。これ(その①)これ(その②)
卒業生に向けた彼の言葉は、僕を含め就活をしている人たちの胸にもすっと入ってくるものがある。

メッセージはとてもシンプル。要約すると下の一文に集約されると思う。


「自分の好きなことを探し続けること。見つけた人はそれが将来に繋がると信じること。Stay hungry, stay foolish.(ハングリーであれ、バカであれ)」


ジョブズはスピーチを通して3つの話をしている。僕は3つ目の「死」の話が一番好きだった。 特に耳に残ったのが下の一文である。


『一日一日を人生最後の日として生きよう。いずれその日が本当にやってくる。今日が人生最後の日だとしたら、いまやっていることは本当にやりたいことか?「NO」という答えが幾日も続いたら何かを変える必要がある』


来年、社会人になって1年ほど経ったときに上の一文を自問したい。



「今日が人生最後の日だとして、いまやっていることは本当にやりたいことか?」



そのときにはっきり「YES」と答えていたい。

だから自分がやりたいことができる会社に入りたい。自分が思い描く理想の未来像に近づいていたい。

だから今日も就活をしている。

2010年1月17日日曜日

災いの2010年

明けましておめでとうございます!


ずいぶん遅いですが、2010年最初の書き込みなので、新年の挨拶をしておこうと思いました。

2010は寅年だそうで。
僕は干支が寅年なので、今年は年男のようです。そして、それと同時に本厄の年でもあります。
どこかでも言ったけど、年明け早々に今年1年は災いが起きるゾと宣言されるのは気分が良くないものだ。
年が明けてすぐに飛騨高山とニューヨークに行ってきたのだが、それらの旅の話はおいおい書くとして、今回は本厄の話。


2010年になってからいきなり本厄ちゃんが本領発揮して、体調を崩した。

去年の暮れからどうも具合が悪くて、クリスマスの時期はいろんな予定をキャンセルして散々だった。
体調がようやく治まってきたと思ったら今度は急に背中が痛くなった。筋肉痛みたいなコリみたいな痛み。妙だな、と思ったのは背中の左側だけ痛むことだった。

最初はこういうこともあるだろうと思ってた。寝相がもともと悪いし、運動不足もあることだし、体の軋みみたいなのが背筋にでもきたのだろうと。
軽い気持ちで放っておいたら、年明けの飛騨高山の旅先で急に食欲がなくなってきた。メシが全然喉を通らない。市販の胃腸薬を飲んでも改善しない。鏡で舌を覗いたら真っ黄色。「これはおかしい」と、ここでようやく背中の痛みと関係あるんじゃないかと気づいた。

家に帰ってきてからネットで「食欲不振」と「背中の左が痛い」で調べてみると、ビックリするくらいいろんな病気がヒットする。
胃潰瘍、肋間神経痛、胆嚢炎、逆流性食道炎、急性膵炎、帯状疱疹ヘルペス
etc. とりあえずヤバそうな病名がずらずら出てくる。背中の痛み(特に片方だけとかの場合)は内蔵疾患のケースが多いみたい。しかも左側が痛い場合は膵臓疾患が多いらしい。膵臓ガンとか書いてある。やべえよ、コレ!PCの画面を見ながら一気に血の気が引いた。

それで小さい頃から行きつけの病院(CTとか撮れる規模)に行った。
症状とネットのことを説明したら開口一番、医者に笑われた。「君の年齢で膵臓ガンはありえないよ。背中の痛みは単なるコリだね」

本来なら安心すべきところなんだろうが、僕は医者の言うことを鵜呑みにできない。
なぜならネットに20歳そこそこで膵臓ガンにかかって余命を宣告された人のブログがあったから。
確かにネットにもあったが20代で膵臓ガンにかかる人は少ない。100万人に1人というレベルらしい。が、ゼロではないんだから一応いろいろと調べてほしい。触診とかもせずに決めつけるのはいかがなものか。

とりあえずこの医者は信用ならねえ、と思い、違う病院にも行ってみた。セカンドオピニオンてやつ。こんなの人生で初めて。
2コ目の医者では目を調べられた。たぶん黄疸が出てるかどうか調べたんだと思う(膵臓に異常があると顔や目が黄色くなる黄疸という症状が出るらしい)。ネットでいろいろと情報を得ていると、医者が何を調べているのか何を考えてるのか分かるようになるんだな。
ここでも膵臓に異常はないだろうと判断された。胃潰瘍あたりじゃないかということで薬を処置してもらったが、一応、念のためということで血液検査をしてもらった。ここで異常があればいよいよ余命カウントダウンが始まるかもしれない。

胃潰瘍だというのにそのままニューヨークに飛んで、薬を飲みながら酒だのハンバーガーだの胃袋に悪いものを大量に摂取してきてしまった。ごめん胃よ。食欲は戻ったのでひとまず安心、といったところか。

年明け早々、こんなことが起こったのでやはり2010年は本厄の年なのかも。。

とりあえず「体調管理に気をつける」を2010年最初の目標にしたのでした。