2009年12月28日月曜日

放送研究会の内輪

昨日はサークルの後輩のイベントを見に行った。

「14時間LIVE」てやつ。僕らの代が「10時間テレビ」っていうイベントをやったけど、中身はほとんどそれと一緒。要するに24時間テレビの縮小版である。

放送研究会というサークルはどこの大学にもあって、だいたい春と冬に「番組発表会」なるイベントを行う。ウチの場合はちょっと変わってて、自分の代からイベントを「番組発表会」と呼ばなくなった。
理由は他大の放研さんのようないわゆる「番組」と呼ばれる映像作品の「発表会」じゃなくなってきたから。僕たちはダンスとかパントマイムとかパフォーマンス系のサークルを招いて演出を施したり、美術サークルの作品作りの模様を別スタジオで中継したり、といったイベント要素が強い。だから番組発表会より純粋にイベントと呼んだほうがいいんじゃないか?という声が上がって以来、番組発表会という用語はウチの放研から消え去った。
個人的には映像制作が好きだから、番組を作ってそれを流してお客さんに見てもらうというシンプルな番組発表会って形式は好きなんだけどね。

学生のイベントで純粋なお客さんを呼ぶのは難しい。どうしても客層はイベントに関わった関係者とか同業者(他大の放研さん)になる。
番組発表会は形式上「内輪」になりやすい因子をもっている。学生が作る映像作品は面白さを追求すればするほど内輪ネタに走りがちだし、客層は放研人で溢れかえる。内輪が悪いとか言っているわけじゃない。僕は内輪が大好きだ。ただ、どうせイベントをやるなら純粋なお客さん呼んで目一杯楽しませて「放研てスゲーな」と思われたい。そう思ってる輩がウチのサークルには多いから必然的にイベントは外向けになっていった。
そういうわけでウチの放研は他大の放研さんから異端児扱いされている(笑)

そんな外向けなイベントを行うようになったウチでも、イベント終了後に会場にサークル員だけ集めて内輪な企画がある。
ウチらの間ではその企画を「セレモニー」と呼んでいる。ここではイベントを運営してきた各部署のチーフ陣がステージ上で挨拶をし、先代のチーフ陣からプレゼントを受け取る。そして最後に準備風景や会議の様子を映像編集して感動的なものに仕上げたエンドクレジットをみんなで見る伝統がある(このエンドクレジットは大エンディングと呼んでいる)
僕はこのセレモニーがとても好きで素敵な伝統だなぁと思う。壇上で後輩が涙ぐむ姿は見ていて本当に微笑ましい。

学生のサークル活動は大部分が自己満だ。
青春な学生生活を満喫したいため、友達を作りたいため、自己成長のため…。ベクトルはすべて自分に向いている。
放送研究会も例外じゃない。サークル員はセレモニーのためにイベントを頑張ってきたといっていい。「感動」とか、何かを成し遂げた「達成感」とか、仲間の「友情」とか、そういう不確かなもののためにがむしゃらに、ひたむきに、そして自由に自分のために突っ走っていけるのは学生のうちだけだ。

結局のところ、ウチも外向けといいつつ内輪なことをやっているワケ。

久しぶりに学生会館に行ったけど、久しぶりに放送研究会というサークルが誇らしく思えました。
後輩のみんな、おつかれさま!そしてありがとう。

2009年12月10日木曜日

第1回ウェブ学会シンポジウム



ついこの前、第1回ウェブ学会シンポジウムに参加してきた。

Twitterである人がイベント告知の書き込みをしているのを見てなんとなく面白そうだなと思ったのがきっかけ。
申し込み〆切が直前で、参加登録したの実は自分がラストだった(気づいたのあとあとになってからなんだけど)。会場1200席で自分の受付番号1200番…。最後の1席をどこぞの学生がかすめ取ってしまったっていう(笑)

学会は東京大学の安田講堂で行われた。
学会なんてものに行くのは今回が初。こんな一学生が一席確保していいのかちょっと不安だったけど、会場内は若者が多くて安心した。
よく見渡すと若者の他に年配の人もかなり多い。研究者っぽいカチっとしたスーツを着込んでいる人もいれば僕みたいに私服を着てる人もいる。年齢も服装も職業もぐちゃぐちゃ。だけどみんなケータイとかPCを開いてTwitterをやっている。
バラバラだけど一つに繋がっている。まさにネットの特徴を可視化したような会場だった。

壇上でいろいろな人が講演している最中も、みんなそれを聞きつつ、Twitterに書き込みをし、他の人の書き込みを読み、必要とあらばネットで調べる。「講演者→自分」という普通の形が「講演者→自分⇔ネット」になって講演中に自分に入ってくる情報量がすさまじく多い。Twitterも流れについていかないとどんどんタイムラインが過ぎてゆく。とても疲れるけど、みんなの意見をリアルタイムで知れてその場でいろんな解釈ができる。
講演中、参加者は静かに話を聞いているようで、ネット上ではものすごく騒がしい議論を繰り広げているのがとても面白かった。


講演内容に関しては「集合知」というキーワードが目を引いた。
集合知とはたくさんの人が集まって生まれる一つの意見なり情報のこと。いろんな講演者がいて切り口もそれぞれだったんだけど、共通してこの集合知に関することが触れられていたように思う。

特に東浩紀氏や津田大介氏など4人で繰り広げられた討論は面白かった。Twitterの書き込みが一番多かったのもこのときだった。
テーマは「民主主義はネットの技術を使って変わっていくのか?」というもの。民主主義って人々の意思を集めて政府を選ぶ、というスタイルをとっているけど、いまの選挙のやり方で国民の意思はちゃんと集められてるの?Webの技術を使って人々の意思を吸い上げることってできるんじゃないの?という切り口である。
個人的に興味深く思ったのが東さんの「民主主義2.0」と濱野智史さんの「キャラクラシー」の話だった。

東さんはルソーの社会契約論でもって人々の意思の集まり(集合知)を「全体意思」と「一般意思」の二つに分けて解釈していた。話がかなり難解だったので自分なりに要約(【】内)してみた。


【人民の意思が集まったものは「全体意思」で「一般意思」は世論の努力目標だから、全体意思と一般意思は違う。ルソーは一般意思が政府を選ぶと考えていたから、今まで人々の意思を集合させるために討議や投票という形をとってきたけど、これって全体意思を生成しているだけで本当の民主主義にはなってないんじゃね?全体意思とは別に一般意思というものが存在し、それが政府を選ぶのだとすれば僕らは一般意思を顕在化させなくちゃいけない、もしかしたらWebの技術がその顕在化を実現してくれるかも。】


新しい技術が人々の意思を顕在化させ、政治に応用できるのでは?という結論部分はごく普通のことだけど、そこに辿り着くまでが思想家らしいユニークで面白い解釈だなと思った。
中でも討論の中で出てきた「GoogleとTwitterが世に出てきたとき世界はルソー化した」というフレーズは一番耳に残ったし、引用した書き込みも多かった(笑)

濱野さんの「キャラクラシー」はWebの技術を使った新しい政治スタイルを具体的に提案したもの。キャラクラシーっていうのは「キャラクター民主主義」から作った造語で、要するに初音ミクに出馬してもらおうという話(笑)
初音ミクはネット上の無数のクリエイターたちの手によって、数多くの作品が派生・創造されてきたバーチャルアイドル(知らん人は検索するべし)だが、多彩な才能を有した人々が初音ミクを介して集合的、恊働的活動をしているのであればこれを政治に置き換えてもいいのではないかという発想である。
「日本人はなんか参加したいけど自分という個体を出したくない。匿名的な存在であり続けたいカルチャーがある」と言っていた。うーむ、日本独自の政治参加の在り方としてキャラクラシーは案外いけるかも?笑

津田さんは終始Twitterの話で、他の人たちの土俵に足を踏み入れてない印象だったな。討論だからもうちょい突っ込んでもよかったのに、無難なスピーチでちょっと残念だった。


最後までいなかったけど、とても楽しいイベントだった。次回があるならまた行ってみたいと思う。

2009年12月2日水曜日

矢吹にて

昨日は父方の祖母の誕生日会だった。

高井戸の天ぷら「矢吹」へ。ここのご主人はいつもニコニコしながら天ぷらを揚げている。どことなく雰囲気が亡くなった母方の祖父に似てる気がしてなんか好きだ。やさしい顔をしたおじいちゃんっていいよね。癒される。

家族全員で集まって外食に行くのも最近じゃめずらしいかも。

祖母は今月6日で84歳になる。
老人ホームに入ってるけど、全然ボケてないし車イスも使わずに自分でちゃんと歩く。記憶力にいたっては自分よりいいかも(笑)まぁビックリするくらいいろんなこと知ってるし覚えている。
体力は衰えてるけど意識がはっきりしてるから老人ホームは退屈なのかもなー

カウンターで祖父と席が隣だったこともあって久しぶりに日本酒をたくさん飲んだ。祖父はとんでもない酒豪で年寄りのくせに若者よりもハイペースで酒を飲む。この遺伝子は親父から弟へと流れていった気がする。自分はそんなにアルコールを飲まないから。
それでも昨日は久しぶりに祖父に付き合ってけっこー日本酒を飲んだ。祖父は常温が好きらしいけど、僕はやっぱり熱燗のほうが好きだな。
酔いのテンションもあってベトナムに行った話とかGATSBYの学生CM大賞に受賞したこととかいろいろ近況を喋った。

祖父も祖母もまだボケてないから話が通じるだけ幸せだなと思う。

楽しい会だった。またみんなで同じように食事したいね。誕生日おめでとう!

2009年11月24日火曜日

Age Stock '09 in 日本武道館

昨日、学生団体Ageのイベント「Age Stock '09 in 日本武道館」に行ってきた。

高校時代からの後輩友達が団体の幹部だったこともあって、素晴らしくいい席を確保してくれた(最前列から5番目くらいのトコ)

日本武道館を学生(それも一つの学生団体)だけで1日貸し切ってイベントやるとかすごいよなぁ。
大学3年まで放送研究会で同じようにイベントをやってきたから、武道館でやることがどんだけすごいかよく分かる。

5時間近くの長いイベントの中で特に印象的だったのが二つあった。


一つは学生によるミュージックライブ。
プロの音楽アーティストたちが夢見る武道館に学生を立たせてあげようという企画である。全コンテンツの中で一番学生らしさを感じた企画だった。

予選を通過した3組の学生バンドたちは満員の武道館のステージで自分たちの歌を披露した。3組ともびっくりするほど上手い。「学生だったらこれくらいかな」と演奏前に自分が予想していたレベルを遥かに越えてたよ。普通に聴いてて耳に残るメロディーを演奏してた。
武道館のステージに立ってる自分。最高に気持ちよかっただろうなぁ。
そういえば早稲田のグループが1組いた。彼らみたいなレベルの高いバンドグループが学生の中に(しかも同じ早稲田に)いるのを初めて知った。知らない世界ってまだまだあるし、同年代でスゴいヤツってたくさんいる。

それにしても学生たちのミュージックライブ企画のあとで清水翔太やCHEMISTRYのライブを聴くとレベルが全然違うね!
歌唱力が違うし、聴いてる人を惹きつける力が全然違う。体の芯にズンとくる感じ。学生アーティストとプロアーティストの違いを同じ空間内で味わえたのは面白かったなー。


もう一つ印象的だったのはラストに出てきたスタッフたち。
プロのイベントにおいて裏方のスタッフたちがステージ上に出てくるのはありえないこと。でもこれは学生のイベントで、本番まで企画を作り上げてきたのは観客と同じ学生なんだってことをここで改めて認識させてくれた。そういった意味で最後の光井さん(Age代表)やスタッフたち(3年生かな?)の涙はよかったなー

「あぁいい思いをしてるなぁ」と同じ学生としてAgeの彼らがちょっとうらやましかった。本当におつかれさま。


Ageは今回のイベントで見ているお客さん、つまり学生に「僕らの可能性って無限なんだ」ってことを伝えたかったんだと思う。

スタッフはお客さんに「学生目線」を忘れさせない企画作りにとても苦労しただろうなー。だってプロアーティストのライブをやるとなったらそれ目当てのファンが来る。学生目線じゃなくファン目線でこのイベントに来られちゃ本当のメッセージを伝えられないから。
実際にプロアーティストのライブ目的で来てたお客さんも多かったと思う。そういう意味で武道館という地とプロのライブが「学生イベント」の括りを食っちゃうんじゃないかちょっと気になってた。
けど、学生ミュージックライブ企画や学生によるチア&ダンスパフォーマンス、ラストのスタッフたちの涙が観客を「学生目線」に引き戻してたなと思う。
音楽の聖地でのライブを実現させた学生バンドたちを見て「夢って頑張れば叶うもんだなぁ」とか「自分もやればできる」って思った人けっこーいるだろう(実際、Twitterでそういう書き込み多かったしね)
武道館でイベントをやるってことは光井さんの夢だったわけで、それを実現させたこと自体が「学生の可能性って無限」ってメッセージそのものだし。

改めてすごいなAge。

学生ってやっぱいいね。

2009年11月21日土曜日

グルメな夜

昨日はめずらしく親父と2人で鮨を食べに行った。

特別な日でもないのにとてもグルメな夜。うまかったなぁ。

親父と2人でメシを食うのは非常に稀なケース。
今回は母上が退屈な日常に嫌気がさして奈良に逃亡したのと、弟が家に友達を呼んでどんちゃん騒ぎをしているのが相まってこうなった。

向かった鮨屋は荻窪の「なんば

このお店は食べログでものすごい高評価(全国のベストレストラン500に入るくらい)で、家から近いこともあって前々からちょっと気になってた。
鮨屋とか学生身分の僕なんかが簡単に入れるお店じゃないしね。ラーメン屋に行くのとはワケが違うし。
そうそう行けるもんじゃないから、何かの折に行けたらいいなーと思っていた。そしたら幸運にも昨日その機会がやってきたのだ。

とりあえずお店の場所だけでも把握しておこう程度のノリで予約せずに飛び込む。時間が早かったせいもあって予約客が来る時間までなら大丈夫とのこと。おお、幸運。

さっそく、おまかせで握ってもらった。


感想。うまし!!!

あ〜もう鮨はやっぱりうまい。ここらへんレベルのお店になると握りも美しい。もはやデザインされた作品。
改めて思うけど、米と刺身だけで作り上げられた鮨ってすごい。たった2種類の食材の組み合わせなのに、とてつもなく奥が深い。
シンプルな世界だからこそデザインも難しいんだろうな。料理人を食のデザイナーだと考えれば、鮨職人なんて究極のデザイナーだよね。

個人的に感動したのはカワハギとウニ&イクラの塩漬け。
カワハギはネタとシャリの間にカワハギの肝が挟んであって超絶的な美味!
ウニ&イクラの塩漬けも面白い鮨で、醤油皿みたいな小皿にシャリを敷いてその上にウニとイクラの塩漬けが添えられている。イクラの醤油漬けは食べたことあっても塩漬けは馴染みがなかった。見た目白っぽくて普通のイクラよりもねっとりして濃厚な味わい。それが濃厚なウニの香りとマッチする。ウニは軍艦巻きが普通だからこうやって食べるのもめずらしいよなー

あっという間に時間が過ぎた。おいしくて楽しい鮨だった。
(お店に興味があったら食べログで写真とかグルメな人たちのレビューを見てみてください)

お腹に余裕があったので二軒目へ。向かった先は同じ荻窪にあるラーメン屋「十八番

荻窪のラーメン屋は「春木屋」しか知らなかったけど、今は春木屋よりこっちのほうが評判いいみたい。あっさり醤油味だから飲みのあとの締めに寄るといいかも。手打ちで作った感じのちぢれ麺が喜多方ラーメンに似てたな(スープは喜多方よりずっとあっさり)

餃子も食べてすっかり腹一杯になった。いや〜おいしいお店を二軒もまわってグルメな夜だったなぁ。しかも親と一緒だからお金を一銭も出してないっていう(笑)

「なんば」はまた家族みんなで行けたらいいな。

2009年11月17日火曜日

川崎市イメージアップCMコンテスト2009

川崎市イメージアップCMコンテスト2009の話。

このコンテストは学生を対象に川崎市のイメージアップにつながるCM映像作品を募集していたもの。
前々から友達とやろうと話していて、早稲田祭が終わって一段落したのを機にここ数日で一気に作り上げた。


左の写真が撮影の様子。

友達の部屋の一角が白バックのちょっとしたスタジオになった。これ百均で買った白模造紙を後ろに貼付けてるだけなんだけど、なかなかうまくできてるでしょ?
カメラの明度を明るくすると本当にスタジオで撮ってるような画に。画が予想以上に綺麗だったのでけっこーテンションが上がった。

それから真ん中の鉢にある顔。これが今回クレイアニメとして活躍した通称「かわさき君」である。
クレイアニメっていうのは粘土で作ったキャラクターを1コマ撮影するごとに動きを加えていってアニメーションにしていくもの。
1コマ1コマ撮っていく手法をストップモーション・アニメーションと呼ぶらしいんだけど、ミリ単位で粘土を動かしていく作業がめちゃくちゃめんどくさい上に、途中で撮り直しもきかないから超大変なのだ。
撮影は慎重に慎重を重ね、30秒CMに収まる一連の動きを1回撮り終えるのに2時間かかった。


クレイアニメといわれて個人的に好きなのが「ウォレスとグルミット
一緒に作った友達が全く知らなくてびっくりした。これ有名じゃないのかな。子供の頃見てすごい好きだったんだけど。。
かわさき君はウォレスやグルミットほど愛らしいキャラクターにはならなかったが、ジャガイモみたいな輪郭に、ミスターポポみたいな顔してるくせにポポより表情が豊かな憎めないヤツになった。
(最初は早稲田祭屋台で宣伝用に作ったキャラクター「もっちゃん」を使い回そうと思っていたんだけど、いかんせんクレイアニメでは細かい作画が無理なので新しくキャラを作りだすことになった)


それにしても粘土は楽しい。

友達(はらじ)なんかずっと粘土をいじくって遊んでたし。まぁ作ってたのはう◯ことかだけど(笑)
なんかさ、自分が知ってる粘土って普通の灰色の粘土と白い紙粘土くらいだけど、今ってすごい色の種類あるんだね。小麦粘土とかいう知らない種類の粘土もあったし。昔そんなのなかったよね?粘土も進化してるなー
百均にいくと小さなバケツ型の容器の中に円筒型をした粘土が12色入って売ってたりする。今回はそれを使ったんだけど、色付きの粘土が和菓子のういろうに見えて仕方がなかった。あれ子供食べちゃうって(笑)


今回、僕はクレイアニメに動きをつけていく係と音楽制作を担当した。

音楽制作もこれまた初の試み。MacにはiTunesとかと一緒に最初からGarageBandという音楽制作ソフトが入っている。今まで一度も使ったことがなくて、今回初めて起動した。
iWebやiMovieもそうだけど、Macに最初から入っているソフトは「初心者でも簡単に作れる」ところがいい。GarageBandはテンポやキーを知らずとも、譜面を読めなくても音楽を作れてしまう。実際、思ってた以上に簡単にBGMを作れてしまったので驚いた。テンプレートを組み合わせて、ものの1時間足らずで完成した。
構想の段階でメンバー間での具体的なイメージがユニクロのUTのCMだったので、あのCMのような軽快なテンポと明るい感じをイメージして作った。

音楽を作るっていうのも楽しいな。ホームページに映像をアップする上で一つの懸念が音楽だったけど、音楽も自分で作ってしまえば著作権を気にせずアップしていける。クリエーティブの表現範囲も広がるし、けっこーいいなGarageBand。


音楽制作やクレイアニメという初めての試みに加え、映像制作の進め方もこれまでとは意識を変えて作るように心がけた。
GATSBY学生CM大賞の授賞式でプロのクリエーティブディレクターと話をしてから「どう伝えるかよりも何を伝えるか」を意識するようになった。構想段階で友達と「どう伝えるかの表現方法ばかりに頭いってないよね?」と何度も確認しあった(今回一緒に作ったメンバーの一人はらじ君がGATSBYの時一緒だった)
とはいえ言葉で言われたことをすぐ実践するのは難しい。
今思い返すとやっぱり「何を伝えるかの軸」よりも「クレイアニメをどう使って表現するか」の表現手法についてばかり話し合っていた気がする。うーん難しいなぁ。クレイアニメが本当に一番の表現手法だったのか、もっと原点に立ち戻ってじっくり考えてもよかったな。


…とまぁこんな感じで作った川崎市イメージアップのためのCM。

〆切の数時間前に完成したこともあって川崎市の市役所まで提出しに行ったんだけど、提出されてた作品一覧表みたいなの見たら40作品出てたな(僕らが41作品目)
一次審査の結果が分かるのは今月末らしい。最優秀賞に選ばれれば新宿アルタのビジョンに流れるらしいので結果を楽しみにしていようと思う。

2009年11月15日日曜日

iPhone has broken down.

iPhoneがついに壊れた。

電話をすると相手の声は聞こえるのにこちらからの声が届かない。
通話機能から一方通行トランシーバー機能に変わってしまったらしい。携帯電話としては致命的。

最近はメールがめんどい(初代iPhoneのタッチパネルはよくフリーズする)こともあって、通話の頻度が多かった。バイトでも携帯で電話するしけっこーキツいかなぁと思ってここ数日様子を見てたけど案外大丈夫だったりするね。

まぁでもやっぱり通話ができないのは携帯としてどうかと思って、今日外に出たついでにソフトバンクに寄ってきた。

診断をしてもらって返ってきた答え。

「症状として“重度”になりますので、修理に7万円ほどかかってしまいます」


うおお!!

修理に7万てどういうことよ。7万て…
とりあえず額が額だったからそのときは「考えます」と言ってお店をあとにした。7万もかかるくらいならいっそのこと3GSに変えようと思った。初代と3GSとじゃ処理速度全然違うもんなー。最近やたらiPhoneユーザー多いけど、彼らはほとんど3GS世代だから初代を持っている僕なんかはけっこー劣等感を抱いていたり。だからこれを機に最新機種に変えてしまうのもいいなと思い始めていた。店員さんも「そっちのほうがいいと思います」と言ってたし。

それで、夜になって帰り際に最寄り駅のソフトバンクショップに再び寄ってきた。診断結果はさっきと同じく「手の施しようがない状態」とのこと。ただそのあとの答えが違った。

「修理には2万円ほどかかってしまいます」

ん?聞き間違えか?と一瞬思ったが、確かに修理代(というか実機の交換代)は2万円らしい。
最初に行ったときに言われた7万てなんだったんだろ?対応ミスかな。よくよく考えれば7万て法外な額だからおかしいと思うべきだったんだが。
店舗によって対応が違うとちょっと不信感抱くなぁ。携帯とか契約プランがややこしいし、どんどんサービス内容変わるし、向こう側のミスでどっかで自分は損をしてるんじゃないか?って気持ちになる。そういえば他の人に比べて自分携帯代高いような…みたいな疑心に。

iPhoneは修理の場合、仮の携帯を貸し出すシステムじゃなくて、その場で新しいのに交換って制度をとっているらしい。
iPhoneはPCのiTunesと同期して使うから、中身が空っぽの新しい実機をもらってもPCと同期しちゃえば、前のと全く同じ状態にすることができる。そういう意味では他の携帯よりもデータを失うリスクが少なくていい。

僕はこのとき、交換よりも3GSに変えるっていう方向に頭が傾いていたんだけど、店員に「分割払いがまだ済んでないから支払いが二重になるよ」と一蹴された。
む〜発売日に買ったにもかかわらず未だに分割払いが済んでいないとは。24回分割払い、つまり2年分だから僕はあと1年はiPhoneを変えられないワケだ。いま変えたい場合はこれから分割払いしていく3万円(約1年分)を一括で支払う必要がある。携帯会社もすぐ機種変できないように考えているな。

2万払って初代iPhoneの新しい実機に変えるか、3万払って3GSか他社携帯に変えるか(←機種変代もかかってくる)

ん〜どうしようか悩み中。
※悩んでる間は僕と通話できないのでご了承を

2009年11月13日金曜日

THIS IS IT

ちょうど一昨日、マイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」を観てきた。

周りの観た友達が皆同様に「すごくよかった!」と絶賛してたので、雨が降っている中、朝一の回に行ってきた(混むと聞いてたので)


観た感想。ただただスゴい!!

観ていない人は今すぐ映画館に行ったほうがいい。これはDVDで観る代物じゃない。
映画館のサウンドだからこそ音楽の迫力やステージのライブ感、そしてマイケル・ジャクソンの息づかいを感じることができる。


なんかマイケルやスタッフ達と一緒にライブのリハをしている気分だった。
映画館内がライブ会場で、誰かが回しているカメラの映像がスクリーンに映っているような。館内にマイケルがいて、まさに映像と同じ動作をしてる彼がどっかにいるんじゃないかと錯覚を起こしてしまう感じ。この感覚は映画館でしか味わえないなー

映画はリハの様子がメインなので、客目線よりスタッフ目線。だからいろんなところに目がいく。
例えばバックダンサーたち。
もし実際のライブだったらマイケルに注目して、後ろで踊っているバックダンサーに目がいくことはほとんどないと思う。でもこの映画ではバックダンサーたちのインタビューもあって、リハのシーンでは彼らに目がいった。
「マイケルと一緒に踊れるだけでもう…」声を詰まらせながらインタビューに応じていたバックダンサーのシーンは印象的だった。高倍率をくぐり抜けて子供の頃から憧れの存在であったマイケルと一緒に踊れることがどれだけスゴいことか。マイケルと一緒に踊ったリハはまさに彼らにとって夢の時間だったんだろうなー。
映画を観ている僕らはリハの数日後に訪れるマイケルの死を知っていてる。バックダンサーたちがマイケルと一緒に本番を迎えることができなかったことを知っているから余計に切なくなる。


この映画で僕はマイケルに対する認識がかなり変わった。

これまで僕はマイケルをちょっと頭がおかしくなってしまった成功人だと思っていた。ある分野で成功を収めて、後年におかしくなっちゃう人ってけっこーいると思う。例えばサッカーのマラドーナとか。あんなにすごいプレーヤーだったのに後年はコカインやら肥満やらで残念な感じになってしまった。
マイケルも同様で、最近は整形とか性的虐待容疑とかやらかして「なんかちょっと頭のネジがおかしくなっちゃった人なのかな」と思っていた。でも映画を観たら違った。
リハに取り組む真摯な姿勢、スタッフに冗談を言う姿からマイケルの素顔を垣間見た気がした。そしてその素顔はどうみても真のエンターテイナーだった。

映画中で一番胸がアツくなったのはラストに流れる「Man In The Mirror」のシーン。個人的に一番好きな曲なので、映画に登場して嬉しかった。エンドロールで流れる新曲「This Is It」も良かった。

Twitterでも書いたが、僕が親に「THIS IS IT」を薦めたら早速昨日見てきたらしく「ヤバい良かった!」と騒いでたから、そのまま勢いでCD買ってほしい(笑)


とにかくまだ観てない人は公開が終わってしまう22日までの間に時間を作って観に行くことをオススメする。

2009年11月5日木曜日

秋と冬の境目

日本は四季があるけど、その境目がよく分からない。

桜の開花宣言はするのに、「今日から季節が変わりますよ」的な宣言はないよなー。
一応、立夏や立冬という夏や冬の気配を知らせる日があるけど、最近は気象状況も変わってきてるからあまりアテにならないし(ちなみに今年の立冬は11月7日)

つまり季節境の判断は個人の感覚に委ねられることになるわけだけど、自分にとっての判断基準は「布団」だということに気づいた。

「かけ布団を変えたくなるかどうか」とか「布団から出られなくなるかどうか」とか。

ここが季節の境目。

で、自分にとってその境目が昨日だった。
昨日はちょうどゼミの合宿最中で千葉の鴨川にある大学のセミナーハウスにいた。

二段ベッド(二段ベッドとか久しぶり)の下で朝、目が覚めたら寒くて布団から出られないワケだ…

この瞬間「あー冬だなぁ」と感じた。

そういえば3日前から急に寒くなった。
3日前は大学の文化祭の準備があって、友達の家でいろいろ屋台の装飾制作をしていた。
作業を終えたときにはずいぶん夜遅くになっていて(夜の11時くらいだったかな)、終電がヤバいとか言いながらいそいそと家を出たら吐く息の白いこと!

息が白くなる境目は15℃らしいから15℃は下回っていたんだと思う。寒い!
友達と震えながら夜道を歩いていると大晦日明けの初詣を思い出す。冬の始まりは1年の終わり。そんな気がする。


今年も冬が始まった。

2009年10月19日月曜日

Re: オープン!

個人ホームページを作ってみた。

mixiからの引っ越しを視野に入れて。

まだmixiもやっているんだけど、近況報告とか自分で作り出した映像コンテンツを発信していく場所としてそろそろ卒業かな、と。
社会人になってからmixiやってるのも微妙だなぁって思うし、最近マイミクの人たちもSNSっていうものに飽きて自分のコンテンツ(日記とか写真とか)を全然更新しないからログインしてもつまらないのだ。

で、お引っ越し。

mixiで更新していた日記とか写真とかオススメDVD、音楽とかもろもろをこのサイトに移行することにした。容量の制限があってアップできなかった映像コンテンツとかもここで公開していこうと思う。

ちなみにSTUDIO SeeDというサイトは去年から運営していたけど、それとは別モノで、あくまで僕個人のサイトとして今後運営していく予定なので誤解なきよう。リニューアルという意味を込めてタイトルに「Re:」をつけた。
(一応、昔のサイトは閉鎖してコンテンツなどはこちらに移行させる予定)

本日、10月19日はこのサイトの誕生日。
実は今日は弟の誕生日でもあるんだな。しかもハタチの。おめでたし。


これから徐々にサイトを充実させていくのでよろしくお願いしますです。