2010年3月27日土曜日

卒業式

一昨日、大学の卒業式があった。

同期は卒業して、4月1日から社会人として新しいスタートを切る。
哀しいかな、自分は就活の面接の予定が入ってしまい、同期たちの卒業式に顔を出すことができなかった。
みんなの晴れ姿を見れなかったのはちょっと残念。天気が曇り空で雨がパラつき、気温も低かったから、女の子とか振袖大変だったろうな。

卒業式の日の夜にサークルの飲みがあった。4年生メンバーのオフィシャルな飲みとしてはこれが最後。
そこで1年生の頃から映像を順に追っていったのだけど、映像を見ていて自分はこの4年間で、ものすごく濃密な時間を過ごしてきたんだなとしみじみ思った。

映像を見ながら号泣してる人もいた。
自分の中にもこみ上げるものがあった。けど涙は流さなかった。

泣けなかったんじゃなくて泣かなかった。

だって泣いたら、その涙は別れを意味しちゃうから。
自分の中で区切りをつけたくなかった。
別れなんかじゃない。これはみんなが新しいスタートを切る一つのイベントにすぎないのだから。


ゼミの追いコンで、先生がこんな言葉を口にしていた。

「卒業は別れじゃなくて新しい出会い」

これは卒業したことで社会人との新しい出会いがあるよ、という意味の他に、今まで付き合ってきた友達との関係性が新しく変わっていくぞ、という意味が込められている。

僕らの絆は卒業したあとにこそ、その真価が現れるのかもしれない。
それはある意味、新しい友情の出会いな気がする。

大学で出来た友達とはこれからも一生付き合っていきたい。いや、付き合っていく。
だから今は無事卒業した彼らに心から「卒業おめでとう!」と言いたい。