2009年11月24日火曜日

Age Stock '09 in 日本武道館

昨日、学生団体Ageのイベント「Age Stock '09 in 日本武道館」に行ってきた。

高校時代からの後輩友達が団体の幹部だったこともあって、素晴らしくいい席を確保してくれた(最前列から5番目くらいのトコ)

日本武道館を学生(それも一つの学生団体)だけで1日貸し切ってイベントやるとかすごいよなぁ。
大学3年まで放送研究会で同じようにイベントをやってきたから、武道館でやることがどんだけすごいかよく分かる。

5時間近くの長いイベントの中で特に印象的だったのが二つあった。


一つは学生によるミュージックライブ。
プロの音楽アーティストたちが夢見る武道館に学生を立たせてあげようという企画である。全コンテンツの中で一番学生らしさを感じた企画だった。

予選を通過した3組の学生バンドたちは満員の武道館のステージで自分たちの歌を披露した。3組ともびっくりするほど上手い。「学生だったらこれくらいかな」と演奏前に自分が予想していたレベルを遥かに越えてたよ。普通に聴いてて耳に残るメロディーを演奏してた。
武道館のステージに立ってる自分。最高に気持ちよかっただろうなぁ。
そういえば早稲田のグループが1組いた。彼らみたいなレベルの高いバンドグループが学生の中に(しかも同じ早稲田に)いるのを初めて知った。知らない世界ってまだまだあるし、同年代でスゴいヤツってたくさんいる。

それにしても学生たちのミュージックライブ企画のあとで清水翔太やCHEMISTRYのライブを聴くとレベルが全然違うね!
歌唱力が違うし、聴いてる人を惹きつける力が全然違う。体の芯にズンとくる感じ。学生アーティストとプロアーティストの違いを同じ空間内で味わえたのは面白かったなー。


もう一つ印象的だったのはラストに出てきたスタッフたち。
プロのイベントにおいて裏方のスタッフたちがステージ上に出てくるのはありえないこと。でもこれは学生のイベントで、本番まで企画を作り上げてきたのは観客と同じ学生なんだってことをここで改めて認識させてくれた。そういった意味で最後の光井さん(Age代表)やスタッフたち(3年生かな?)の涙はよかったなー

「あぁいい思いをしてるなぁ」と同じ学生としてAgeの彼らがちょっとうらやましかった。本当におつかれさま。


Ageは今回のイベントで見ているお客さん、つまり学生に「僕らの可能性って無限なんだ」ってことを伝えたかったんだと思う。

スタッフはお客さんに「学生目線」を忘れさせない企画作りにとても苦労しただろうなー。だってプロアーティストのライブをやるとなったらそれ目当てのファンが来る。学生目線じゃなくファン目線でこのイベントに来られちゃ本当のメッセージを伝えられないから。
実際にプロアーティストのライブ目的で来てたお客さんも多かったと思う。そういう意味で武道館という地とプロのライブが「学生イベント」の括りを食っちゃうんじゃないかちょっと気になってた。
けど、学生ミュージックライブ企画や学生によるチア&ダンスパフォーマンス、ラストのスタッフたちの涙が観客を「学生目線」に引き戻してたなと思う。
音楽の聖地でのライブを実現させた学生バンドたちを見て「夢って頑張れば叶うもんだなぁ」とか「自分もやればできる」って思った人けっこーいるだろう(実際、Twitterでそういう書き込み多かったしね)
武道館でイベントをやるってことは光井さんの夢だったわけで、それを実現させたこと自体が「学生の可能性って無限」ってメッセージそのものだし。

改めてすごいなAge。

学生ってやっぱいいね。